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「これで……よろしいでしょうか、ご主人様♥」
恋鈴はスッと正面に膝をつくと
三つ指を揃え置き、そのまま深々と頭を下げた。
声と共に頭を上げたその顔は、
トロンと恍惚の色を含んだ笑みを浮かべている。
「ほぅ……」
女性が俺に対して跪く姿を見下ろすのは
思いのほか、いい気分だ。
俺は自分の心の奥底で、重く黒い塊が
ムクリと鎌首をもたげるのを感じた。
「まず、この俺に奴隷として尽くしたいのなら、
 相応の宣言と態度で示してみろ。」
「俺がお前を奴隷として扱いたくなるようにな……」
「わかりました……」
恋鈴は神妙に三つ指を付いたままコクリと頷くと、
数秒、思考する仕草を見せた後に、
その愛らしい口唇を薄く開いた。
「ご主人様……この私、蓮実恋鈴を性欲処理専用の
 卑しい牝奴隷として、どうか側に置いて下さい」
「私はご主人様のご命令とあれば、
 どのような事でもお受けいたします」
「全身の穴という穴、口もオマンコもお尻の穴も、
 すべてご主人様に捧げる所存です」
「オッパイもお好きなように弄んで楽しんでいただき、
 ご主人様の肉欲の捌け口にお使い下さい」
「私の事を射精処理用のオナホ代わりにして、
 いっぱい、いぃ~っぱいご主人様のオチンチンで
 犯し倒して欲しいのです」
「お願いします、ご主人様。
 私をご主人様専用の肉便器として、
 スケベ牝奴隷にして下さぁい♥」
恋鈴はそこまで一気に言い切ると、
熱を帯びた吐息を艶やかな口唇からこぼした。
興奮を必死に押さえ潤んだ瞳を俺に向け、
返答を待っている。
女性を意のままにしたいというのは、
男性ならば少なからず抱く感情だ。
しかしそれを飛び越して、
『奴隷が欲しい』などという願望は、
今まで思い浮かべたことすらない。
だがこうして奴隷になることを望む女を前に、
俺の意識、俺の常識、俺の価値観が
グラリと揺らぐのを実感した。
次は俺が、奴隷の主人としての
示しを見せなければならない。
俺は片方の靴下を脱ぐと、
スッと恋鈴の目前に突き出した。
「……舐めろ。
 俺の奴隷になりたいのなら、足を舐めるんだ」
「わぁぁ……♥」 恋鈴は突き出された足の指先を見つめながら、
フニャリと口元を緩ませた。
「もちろんです♥
 ご主人様のお御足、是非とも舐めさせて下さい。
 心を込めて舐めさせていただきます♥」
「あぁ……ご主人様の足のお指……ふぅ、くふぅ。
 愛おしいお指……んちゅ、クちゅ」
恋鈴の愛らしい口唇を押し割り、
その合間からヌルリと舌先が這い出した。
ネットリと温かかな舌先が
まずは大きな親指の先端を這い舐めると、
人差し指、中指と次々に移動していった。
口腔から分泌した唾液が舌を伝い、
クチュクチュと淫靡な音を奏でる。
「ンちゅ……ちゅブ、ちゅブ……はぁ、ハァ。
 今日一日、靴の中に閉じ込められて、
 蒸れに蒸れたご主人様の足の指……ふはぁ♥」
「ご主人様の味がします……ンちゅ、んちゅちゅ。
 私の舌で綺麗させていただきますね。
 あぁ……ご主人様の足の指、美味しいぃぃぃ~」
指先を舐め尽くした舌先は、
次に指と指の合間を徘徊を始める。
最も汗が溜まり、最も蒸れて、
最も汚れているであろう足指の股部分が、
恋鈴の舌によって丹念に舐め拭われていく。
「ふはぁ……はぁあン、ンくぅ、ちゅブ、ちゅブ。
 ありがとうございます、ご主人様ぁ♥
 ご主人様に再びご奉仕できるなんて……クちゅ」
「私……くふぅ、はぁはぁ、とても幸せですぅ。
 プふぅ……はぁはぁ、ハァ」
すべての指の股を舐め上げても、
恋鈴の舌の蠢動は止まらない。
「う、おぉ……!
 汚い足を舐めて幸せって……
 しかも美味しいだなんて、とんでもないな!」
「そもそも性奴隷だなんて……
 頭がおかしいとしか思えないぞ」
俺の足指の股から麻薬物質でも
分泌されているのではないだろうか……
そんなハズはないのだが、そう思える程に、
恋鈴は恍惚とした顔で指を舐め続けている。
「はぁはぁ、ハァ……ンちゅ、ンちゅ……
 だ、だって……本当に美味しいんです」
「ご主人様に与えられるモノは、
 私にとっては何でもご褒美ですから……ンくぅ。
 ンちゅ、ちゅちゅ、ちゅブ、ちゅブ」