主人公・小津伸二は祖父が理事長である私立緑翠学園に通う、どこにでもいる平凡な学生でした。

本当は『理事長の孫』が平凡である訳がないのだけど、その事を笠に着る事を快く思わず、あえて 普通の学生として過ごしていました。

彼には一つの目標があります。それは、彼女を作る事でした。でも、なぜかうまくいかず、目下全戦全敗、「彼女いない歴=自分の年齢」という寂しい生活を送っていました。

そんなある日、伸二はいきなり祖父である理事長に呼び出されます。
「お前にはどうして彼女が出来ないのだ!?」

理事長は自分の血を引く男子に学園を継がせたいと考えていますが、生憎子供は女の子ばかり。
その中で唯一男の子だったのが、孫である伸二でした。

そこで、期待の星の伸二を無理矢理自分の学園に入学させて育ててはみたものの勉強、運動、人間性といずれもパッとしない。『理事長の孫』という立場を使え ばいいのにそれもしない……。

せっかくの男子でも、これでは……と伸二に落胆した理事長は、いつしか伸二ではなくさらにその先、まだ見ぬ曾孫へ期待をかけるようになっていました。

その為には嫁が必要となるのに、孫の伸二は彼女も出来ないくらいの軟弱モノ。
このままでは、自分が生きてるうちに曾孫の顔が見られるのかすら怪しい……。

そこで理事長はある計画を実行する事を決めました。

現在伸二だけが住んでいる古びた学生寮にあの手この手で女の子を集めて住まわせるので、その中から彼女を見つけろ、そして、その女の子を花嫁候補として連れてこいと伸二に命じます。

期限は伸二の誕生日である1ヶ月後。それまでに絶対に花嫁候補を連れてくる事。

しかも、花嫁候補の条件として、必ずセックスを 済ませた仲である事、と付け加えます。
そんな無茶苦茶な、と慌てふためく伸二。

さらに、祖父はお目付役として、寮母としてメイドさんを呼び、寮の管理に教師を2名立てる事を告げます。
「これで女の子達が来れば、男はお前一人。まさによりどりみどりハーレムだ!
そんな彼女達とセックスして、さっさと曾孫を作るのだ!!」


「そ、そんなぁ~~~!?」

かくして、寮には憧れの女の子

勝ち気な幼なじみ

なぜか伸二に好意を抱いている誇り高いお嬢様

陽気で元気な姉

無口で無愛想な妹の双子の下級生達、

寮監として伸二の叔母

担任の女教師が加わり……

魅力的な花嫁候補たちに囲まれた、主人公・伸二のハーレムライフがここから始まる――かもしれない!?